戦国の世において、天才軍師と名高い黒田官兵衛公にただ一人の妻として愛された光姫さまは、熱心な阿弥陀信仰者でありました。
今宵、時を越えて光姫さまが行われていたおつとめを皆さまと共に勤修いたします。
山門より本堂へ続く参道では竹灯篭により素朴にライトアップを行います。光と影の競演をご堪能下さい。 街の喧騒から離れ 、やわらかな灯りに包まれた伽羅香る本堂は、福岡の街中にいることを忘れてしまうような空間です。光と影と念仏と筑前琵琶の織りなす音色が皆さまを幻想的な世界へと導きます。まさに「幽玄」をご堪能下さい。皆さまの祈りを光姫さまが強く結んで下さることでしょう。どなた様もご参拝できます。心よりお待ちいたしております。
光姫さまも官兵衛公もこよなく愛された「香」と「茶」。伽羅の供香をお楽しみください。
黒田官兵衛正室光姫さまは官兵衛公がキリスト教を信仰していたにもかかわらず、菩提寺圓應寺の記録では「如水軒卒シ剃染ス・・・崇奉益々厚シ」と篤信の浄土宗信者で官兵衛公が亡くなった後も念仏三昧の生活をしています。
光姫さまがなさっていたおつとめの体験を皆様にご用意いたしました。灯明のやわらかなあかりに照らされた本堂は 時を超え皆様を光姫さまの時代へと誘いそして幻想的な空間を体感させることでしょう。
仏の国での千年の善行にも勝るといわれる「十夜法要」。光姫さまの「思い」をこころで感じながら、「光」と「影」の中、念仏が織りなす五感を刺激する素敵な癒しのひと時です。
盲僧琵琶が起源の筑前琵琶。中村旭園社中大師範の闇の中の独奏奉納が皆様をさらに光姫さまの時代にいざないます。闇に響く琵琶の声をじっくり体感することとなります。
黒田藩の家臣の妻は写経を圓應寺に納経していたようです。ご希望の方に、沈黙の暗闇道場で蝋燭の光の下、写経を楽しんでいただくプログラムです。「光」と「影」の中、静の空間で無心になるひと時をぜひ味わってください。
限定にておもてなしの心で甘味をご用意いたします。
圓應寺オリジナルスイーツご賞味ください。
光姫さまが福岡城築城の際、振舞った史実にあやかったみつ姫お握りもございます。